福祉職を目指したきっかけと楓の風入職までの経緯

在宅療養支援クリニック かえでの風 かわさき中央
相談員 伊藤恵利花

私が社会福祉士やMSWの仕事を知ったのは高校生の時でした。
当時寝たきりの祖父が特別養護老人ホームに入所しており、どう話しかけたらよいかわからずコミュニケーションが取れずにいたところ、介護福祉士の方が明るく声をかけているのをみて、福祉について学びたいと思うようになりました。

福祉大学に進学し社会福祉士の就職を目指そうと思っていましたが、学ぶうちに介護現場の仕事をまずは経験してから相談員の仕事に就きたいと思うになりました。
介護現場でご利用者様に近いところで関わらせていただき、コミュニケーション技術や介助方法を身に着けたい、現場での経験は相談員になった時に強みになると思ったからです。

特別養護老人ホーム本入居で3年半、ショートステイで4年間ケアスタッフとして勤務しました。

特養・ショートステイで勤務時、「最期は家がいい」「家族と一緒にいたい。家に帰りたい」というお言葉はよく聞いたり、医療依存度が高くなったご利用者様が住み慣れた特養を退居し療養型施設へ移動しなくてはならなくなったりするケースを多く見てきました。

訪問診療のサービスについて、地域の方や福祉職の方も知らない方が多いです。
私もその一人でした。
「住み慣れた家で最期を迎えたい」という方の思いを大事にしたい、そのために訪問診療は欠かせないと思います。
在宅生活を続けるための選択肢の一つとして訪問診療についてたくさんの方に知っていただきたい思いです。患者さま、ご家族の気持ちに寄り添った相談員を目指しています。

About the Author

伊藤恵利花

(いとう えりか)
在宅医療支援クリニック かえでの風 かわさき中央
相談員

経歴:特別養護老人ホーム本入所・短期入所生活介護ケアスタッフ7年半
特技:エレクトーン、絶対音感、クロスカントリースキー、卓球
趣味:音楽鑑賞、高校野球

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