救急医療と在宅医療-1

医療法人社団 理事長
在宅療養支援クリニック かえでの風 やまと 院長
宮木 大

皆様、このブログにいらしていただき、どうもありがとうございます。
今回から複数回にわたって宮木の自己紹介をさせていただきます。

元々、学生だった時分に米国のドラマ「ER」が日本で放映されていました。ドラマとは思えないリアルさに感銘を受け、「卒業したらERのドクターになる」と考えて色々な病院を見学しました。しかし、多くの救急外来は各科の医師が集まって自分の専門領域の患者が運び込まれてきたときにのみ対応する型か、3次救急(重症、重篤患者への対応を行う)を主とする救命センター型であり、「ER」の様に内科や小児科が活躍する場所ではありませんでした。

「ER」は日本に無いのかもしれない、と残念に思っていた中で、次に見学に行った所が慶應義塾大学病院でした。ここは、その当時、数少ない北米型ERを実践しようとしていた病院で、米国で外科医として勤務していた経歴をお持ちの相川直樹教授(当時)がERの重要性を認識されていたために設立されました。

ここに初めて訪問した際、堀進悟助教授(当時)から言われた「米国の内科学会はAmerican college of physiciansと言います。また救急医学会はAmerican college of emergency physiciansと言います。Emergencyが入っているかいないかだけです。今後は日本も救急は内科が担っていくことになるでしょう」との言葉が胸に響き、ここに入ろう、と決意しました。

救急医療と在宅医療-2へ続く……

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